熊本県玉名市・I様エアコンクリーニング(富士通 AS-M71G2W 2013年製)
今回のご依頼は、熊本県玉名市で富士通製お掃除機能付きエアコン(AS-M71G2W 2013年製)の分解クリーニングになります。
設置から8年程で初の分解クリーニングになります。
こちらのエアコンはキッチン近くに設置してある為に、かなり油でベタベタな状態でした。
送風口もファンも油とホコリで悲惨な事に・・・。
熱交換器もご覧の有り様です(>_<)
エアコンの設置場所はどこがベストでしょう?
エアコンの室内機は、壁の上の方に付いているのをよく見かけると思いますが、壁ならどこに取り付けてもいいわけではありません。
エアコンの室内機の設置場所は、下記の3つの条件を満たす必要があります。
◆壁に開けた配管穴よりも高い位置
エアコン室内機は配管をつないで稼働時に出るドレン水を排水しています。
この排水が逆流してしまわないよう、配管穴より高い位置に設置する必要があります。
◆エアコン専用コンセントの近く
エアコン室内機は、エアコン専用のコンセントにつなぐ必要があります。
室外機本体のケーブルがコンセントに届く範囲に設置しなくてはいけません。
◆火災報知機から1.5m以上離れている
エアコンと火災報知機の距離が近いと、火事が起こった際にエアコンの風の影響を受けて、煙を正確に感知できない危険性があります。
そのため、エアコンの室外機は火災報知機から1.5m以上離れた場所に設置しなくてはいけません。
マンションの場合、配管穴や専用コンセントの位置が決められていることがほとんどで、エアコン室外機の設置場所はあらかじめ決まっているでしょう。
新築一戸建ての場合は、配管穴や専用コンセントの位置も含めて、設置場所を自由に決めることができます。
ただし、配管穴を開けるときには、建物を支えるのに必要な柱や筋交(すじかい)に穴を開けてしまわないよう注意が必要です。
エアコン室内機のベストな設置場所・条件は?
エアコン室内機の設置場所は、場所によって冷暖房効率にも影響があります。
電力効率が良い場所、エアコンから送り出した温風・冷風が効率良く室内に行きわたる場所がベストです。
そのためには先ほどご紹介した3つの条件を満たした上で、さらにこんな条件の設置場所を考えてみましょう。
室内機の周りに風が通るスペースがある場所
エアコンは室内機で周りの空気を取り込み、温度調整をした上で送り出しています。
室内機の周りの空気を効率的に取り込めるよう、空気が通るスペースが必要です。
天井やカーテンレール、壁などから、最低でも5cmは離れた場所が良いでしょう。
エアコンは周囲の空気の流れを想定して設計されていますので、仕様書の「据付必要寸法」を確認すると、機種ごとの所要スペースの目安を確認することができます。
窓のそばで高い位置
窓のそばは一番外気の影響を受けやすい場所です。
夏は熱い空気が、冬は冷たい空気が窓から伝わってきます。
外気の影響を受けた空気が部屋に広がる前に、窓のそばで取り込んで温度調節することで、部屋の冷暖房を効率良く行うことができます。
部屋の短辺側
部屋が長方形の場合は、短辺側に室内機を設置することで、温風・冷風が届かない場所を減らしましょう。
正方形の部屋では、付属の電源コードが届く範囲で壁の中心部分に設置すると良いです。
下に家具などがない場所
エアコンの室内機から出た冷風・温風が、素早く室内に循環することで冷暖房効率が上がります。
温かい空気は上に上がる性質があるため、暖房時には壁の上に設置された室内機から下に向かって温風を送ることで空気をかき混ぜて循環させます。
このときにエアコンの真下に家具などの障害物があると、温風が床まで届きにくくなってしまいます。
エアコンは設置場所で本来の性能が発揮出来ない場合があるので、設置する前に業者さんとの綿密な打ち合わせをしましょう。
エアコンクリーニングに戻ります。
ベタベタ油も何とか落とせました。
汚水もご覧の通り真っ黒です。
組立てて試運転後、消臭抗菌コーティングを施工して作業完了になります。